腹部超音波検査
腹部超音波検査について
腹部超音波検査(エコー)は肝臓 胆嚢 膵臓 腎臓 脾臓 骨盤内(膀胱 前立腺 子宮 卵巣)の観察を行います。当院では専門資格を有する女性技師が行っております。専門技師が行うことで、時間をかけて丁寧に検査を行うことで精度の向上に努めております。CTやMRIでの追加検査が必要と判断された患者様は、ご希望の施設にご紹介、依頼させていただきます。特に施設希望のない患者様は、康正会病院またはTMGあさか医療センターにて検査いただき、放射線科読影医とともに、当院医師も画像を確認しご説明させていただきます。
当院の腹部超音波検査の試み
超音波検査は侵襲がなく 優れた検査機器ですが、空気のある部位の描出が悪く、お腹の中は肺や腸のガスで見えない部位が多く存在するという欠点があります。患者様の体型やその日の体調(ガスの多さ)でも検査の精度は大きく変わり、どの臓器も見えない部位は必ず存在します。特に膵臓は見えない部位が多く、超音波検査の苦手な臓器といえます。当院では、膵臓の病変を観察する患者様には検査前に飲水していただき胃内に水を貯めて膵臓の描出を向上させる取り組みを行っております。その他にも小腸病変を検出するため、大腸カメラの腸管洗浄剤を利用するなど、独自の試みで検査の質向上に努めております。